千日紅という和名は、百日紅(サルスベリ)よりも長く咲き続けることに由来します。切り花は良く仏花として飾られ、フラワーアレンジメントにも欠かせない素材です。特に色があせにくいのでドライフラワーにも良く利用されます。色あせぬ愛や不朽といった花言葉は、ドライフラワーにしても美しさを長く保つことに由来するのでしょう。暑さと乾燥に強く、作りやすい草花です。
●栽培難易度
初心者向け
●タネのまき方
ポットに市販の培養土を詰め、タネを4~5粒まきます。土かけは5mm位とし、本葉2~3枚で1本に間引きます。発芽には充分な温度が必要です。
●育て方
日当たりと水はけの良い場所を好みます。花壇には多めの腐葉土と苦土石灰、少量の有機質肥料を施しよく耕しておきます。本葉5~6枚の頃に15cm間隔に植えつけます。60cmプランターなら3~6株位が良いでしょう。花が良く咲いている頃に茎ごと刈り取り、風通しのよい場所でドライフラワーにして楽しみませんか。
●管理ポイント
肥料分が多いと花数が少なくなるので注意します。また苗が小さい時に過湿になると生育が悪くなるので水管理には注意しましょう。
●発芽適温 :25℃前後 ●生育適温 :15~30℃ ●育てる場所 :日当たりと水はけの良い場所